教育再生実行会議フォローアップ会合 始動

会合の内容を説明する馳文科相と鎌田座長
会合の内容を説明する馳文科相と鎌田座長

八次にわたる既出の提言について検証する「教育再生実行会議提言フォローアップ会合」(座長・鎌田薫早稲田大学総長)が12月15日、官邸内で開催された。新教育委員会制度や主権者教育、教員免許制度改革などに関して、意見が交わされた。

委員を刷新した第2期教育再生実行会議が、来年の春ごろに出す予定の多様な子どもたちの教育についての第九次提言に、意見が盛り込まれる見込み。

出席したのは安倍晋三首相や馳浩文科相、自民党の教育再生実行本部長となった渡海紀三朗衆院議員のほか、座長を含む12人の委員ら。

安倍首相は会合の中で、「立案した者がフォローアップしていく必要がある」と、今後の検証に期待を寄せた。

馳文科相は、新教育委員会制度の形骸化の指摘を受け、「今は大臣として議論を聞き、地固めをしていくのが重要だ」と語った。

委員からは、選挙年齢の引き下げについて「若者の投票率を上げないといけない。投票のためのコストを下げるために学校に投票所を設けるといった工夫や模擬投票を実施するのが効果的ではないか」と、主権者教育の充実を訴えた。

新教育委員会制度では、「首長の権限を強化した仕組みとなっているが、いまだに教育委員会が主導権を握っている」と、制度の形骸化について指摘されている。

教員免許制度改革については「教員養成や研修の施策がばらばらである。茨城県つくば市の教員研修センターを中心に『教育指標』をつくるべきだ」「教員の処遇改善を行い、優秀な人材を獲得するのが重要」などとの声があった。

このほか、教育財源や道徳教育、大学改革などにも議論が及んだ。

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