「たたき台分かりにくい」 委員から不評の声

議論の「たたき台」に不評の声があった
議論の「たたき台」に不評の声があった

中教審の教育課程部会言語能力の向上に関する特別部会チームが12月18日、省内で開かれた。「個別の知識や技能」「思考力・判断力・表現力等」といった言語に関する資質・能力について議論のたたき台が示された。これに対し、委員から「抽象度が高く分かりにくい」など不評の声が聞かれた。

言語に関する資質・能力のたたき台では、(1)個別の知識や技能(2)思考力・判断力・表現力等(3)学びに向かう力、人間性等――が3本柱として据えられている。

(1)は、言葉の特徴や言葉のきまりに関する知識・技能や、文章の構成・組み立てなど。

(2)は、知的活動の側面(理論的思考とそれに支えられた創造的思考)として書き手や話し手の意図や立場を理解する力など。

(3)は、言葉を通じて積極的に人や社会と関わり、自己を表現し、他者を理解するといった態度など。

こうした検討課題について委員からは、思考力・判断力・表現力等に関して「分かりにくい。クリエーティブな部分を前面に出してもいいのでは」と提案があった。さらに「学校教育のなかで思考力・判断力・表現力の要素をバランスよく、人間性に収れんさせる必要がある」との意見もあった。

個別の知識や技能では「個別の技能で何ができるか。基礎的なものをもっといれてほしい」との声もあがった。

全体的な意見としては、ウェブでの情報氾濫の現状を引き合いに出して「信用性や認証に耐えるかどうかの能力を身に付けるようにするべきだ」「誰を対象にして書いているのか考えた方がいい。メリハリをつけた内容にしてもらいたい」などの意見もあった。