育てボランティアマインド オリ・パラ教育最終提言

都教委が設置した「東京のオリンピック・パラリンピック教育を考える有識者会議」は、都が今後、推進するオリンピック・パラリンピック教育の目標や内容について、このほど最終提言をまとめた。重点的に育成する資質として、ボランティアマインドや障害者理解、スポーツ志向などの5つを指摘。都内の全小・中・高校、特別支援学校などが年間35時間程度をめどに全教育活動を通じて、学校全体で組織的・計画的に進めるなどを打ち出した。

最終提言で、重点的に育成すべき資質として示されたのは、①ボランティアマインド②障害者理解③スポーツ志向④日本人としての自覚と誇り⑤豊かな国際感覚――の5点。

①は、発達段階に応じてボランティアに関わる取り組みを継続的・計画的に行い、社会貢献や他者を思いやる心、おもてなしの精神などを育むとともに、子どもたちの自尊心を高める。障害のある子どもが社会貢献やボランティアに参加できる仕組みを構築する。

②は、障害の有無にかかわらず、共に力を合わせ生活できる共生社会実現のため、障害者理解の学習・体験や障害者との交流を通じ、多様性を尊重し、障害者を理解するための心のバリアフリーを子どもたちに浸透させる。

③は、多様なスポーツへの興味関心の向上と体験を通じて、フェアプレーやチームワークの精神を育み、心身ともに健全な人を育てる。

④は、日本の伝統や最新の文化を学び、世界に発信する力を育んでいくとともに、規範意識や公共の精神などを学び、日本人としての自覚と誇りを身に付ける。

⑤は、世界の多様な国々の歴史や文化を学ぶ機会と、留学生や外国人、海外の学校などとの交流を促進し、豊かな国際感覚を養う。

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