沖縄小4自殺事案 文科相が教員の対応を批判

沖縄県豊見城(とみぐすく)市の小学校4年生男児(当時9歳)が昨年10月に自殺した問題で、馳浩文科相は1月15日の閣議後会見で、「報道の通りなら極めて遺憾」と教員の対応を非難した。今後は、詳細な報告を踏まえた上で、学校や市教委に、適切な対応を求めるとした。

馳文科相は、「十分に情報を把握していない」としながら、9月のアンケートに、男児がいじめ受けていると記入していたにもかかわらず、2週間も放置していた事実について「極めて不適切だ」と語った。

小4男児の自殺をめぐっては、市教委と学校は1月12日夜、全児童の保護者を対象にした説明会を開いた。保護者からは学校側の対応ついて「なぜすぐにアンケートの内容を読まなかったのか」などと批判の声が相次いだ。

説明会は非公開で、2時間半に及んだ。出席者は市教委と学校関係者のほか、保護者約300人。

市教委によると、これまでの経緯を報告し、学校側は13日に小4以上に記名式アンケートの実施を提案したが、保護者から「個人情報を守れるのか」との意見もあり、記名式アンケートが見送りとなった。

実施しようとしていたアンケートは、「いじめを見たか」との項目では、▽いつ▽どこで▽だれが――など詳細に記入するものであった。

学校は今後、PTA代表者らと調整し、遺族の了解を得た後に、説明会を開き、アンケートを実施したい考えだ。

今月19日には4回目となる第三者委員会を開く予定。これまでの経緯を説明するという。

市教委の担当者は「3月末には最終報告書を出したい。ご遺族のためにも、できるだけ早く」と話している。

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