アクティブ・ラーニングの視点で ICTを活用

各教科での情報の活用能力で意見が交わされた
各教科での情報の活用能力で意見が交わされた

文科省は1月18日、教育課程部会総則・評価特別部会の第4回会合を省内で開いた。各教科での情報に関する資質・能力の改善、充実についてのポイント(案)が示された。委員からは、多くの課題が増える中で、コンテンツの精選が必要と指摘する声があった。

総則では、発達段階に応じた育成ができるよう、各教科の特性に応じた指導内容の充実が必要と指摘。これについて改善、充実のポイント(案)では、アクティブ・ラーニングの視点でICTを活用した効率的な学習が重要と明記された。

この中で、主要5科目のうち「国語」では、SNSなどさまざまなメディア使用を想定し、信頼性や妥当性を多角的に吟味する力などを育成するとした。「社会(地歴・歴史・公民)」では、観察や調査を通じて情報を集め、読み取り、まとめる力を育むとしたほか、「歴史総合(仮称)」や「公共(仮称)」などの新科目についても言及。

「算数・数学」では、数理的な問題を処理する力が必要として統計的な内容の改善について検討してはどうかと提案された。

このほか情報では、高校での共通必履修科目を新設し、情報に関わる資質・能力を中心に、情報や情報技術の問題発見と解決に関する科学的な考え方などを育てるとした。

委員間での自由討議では、まず情報ワーキンググループの主査である堀田龍也東北大学大学院教授が、昨年公表された児童生徒のICT能力について「小学校の間で、ローマ字などの指導で格差がある」とした。この格差を解消できるようなカリキュラムマネジメントを期待すると語った。

これに対して委員からは「指導内容を代替できるとよい。部分的な割愛が必要だ」とした声があった。さらに「コンテンツを増やさないで指導していかなければならない」として、精選の必要性を訴える委員もいた。

またネット社会でさまざま情報が氾濫する中で、「情報の真偽を判断する力を育成するべきだ」「批判的思考力と情報の活用能力を合わせて考える必要がある」などの意見があった。

関連記事