初めてスマホ使用も 28年度センター試験で不正7件

28年度大学入試センター試験が16日からの2日間行われ、7件の不正行為があったのが分かった。このうちスマホを使用した不正行為が、初めて確認された。

試験は全国の693会場で実施され、約53万人が受験。大学入試センターによると、東京、青森、静岡、栃木、滋賀の5都県の会場で、不正行為があった。

静岡県では、スマホを操作しているのを監督者が発見。操作内容は不明だ。東京都では、試験中にトイレに行き、出てきた受験生のかばんをあらためたところ、問題冊子が入っていた。青森と栃木の両県では、カンニングペーパーを使用するなどをしていた。
不正行為をした男女7人は、全教科で受験無効処分となった。

不正行為とは別に、試験中に会場内でトラブルが発生していた。兵庫県の会場ではチャイムが試験開始時刻よりも早く鳴った。愛知県では教室の照明が突然消えた。鹿児島県では、英語のリスニングを試験官が予定よりも早く開始した。

こうしたトラブルに遭った256人は、23、24の両日に行われる再試験の対象となった。このうち76人は、再試験を希望していないという。この再試験で不正行為があった場合には、25日午後2時ごろに公表する予定。

同センターでは、27年度のセンター試験までの過去10年間に、「替え玉受験」などを含む65件の不正行為があった。だが、これまでこれらを公表してこなかった。これへの批判があり、28年度のセンター試験から公表することにした。

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