幼児教育から小学校へ 接続の重要性を議論

初会合が開かれた小学校部会
初会合が開かれた小学校部会

総則・評価特別部会や外国語ワーキンググループなどで議論が進むなか、初中分科会教育課程部会は1月20日、小学校部会の初会合を開いた。昨年8月に出された論点整理を基に、「社会に開かれた教育課程」や小学校教育で育成すべき資質・能力といった検討事項(案)を示した。委員の間では、幼児教育との接続などについて意見が交わされた。

検討事項案には、▽発達段階を踏まえた学習の在り方などを含む「社会に開かれた教育課程」の視点に立った小学校の教育課程の改善▽各教科の充実の方向性と育成すべき資質・能力▽外国語での短期間学習などのカリキュラムマネジメントの在り方▽問題発見・解決などを念頭にアクティブ・ラーニングの視点を踏まえた指導の改善充実――といった項目が明示された。

委員からは、「スタートカリキュラムはゼロからでなく、幼児教育をベースに打ち出す必要がある」と、幼児教育と小学校教育との円滑な接続について言及があった。

学力格差ついてもふれ「小学校低学年から差がつく。語彙力を養うために、読書の習慣や計算力を家庭学習で身に付けないといけない」などと指摘。

近年増加している支援が必要な児童に関しては「学習障害には児童の自尊心を傷つけないような指導の工夫が必要だ」との声もあった。

このほか「教科横断的なコンピテンシー(資質・能力)が必要だ」「1年生修了段階で、学習内容を理解していない児童がいる。履修主義ではなく、習得主義に転換する必要がある」といった意見もあった。

今年度末までには、小学校教育を通じて育成すべき資質・能力やカリキュラムマネジメントなどについて取りまとめる予定。アクティブ・ラーニング、学習評価は来年度の見通し。

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