新・日本の教科書補訂版 全体像がよく見える

(公財)教科書研究センターが「新・日本の教科書~平成27年補訂版」(A4判、118ページ)を刊行した。教科学習の「主たる教材」としての教科書について、制度の沿革や法規の概要と趣旨、各国の教科書事情、課題などが、たいへん要領よくまとめられている。

前の版は、16年に刊行されている。10年が経過して、法令や発行者数などが変わった状況を反映させ、補訂したもの。教科書制度や教科書の機能、役割などの全体像が、よく見える冊子である。

補訂版は、▽教科書とは何か▽教科書が子どもの手に渡るまで▽教科書制度の沿革▽各国の教科書▽課題▽資料編で構成されている。

資料編には、20年の教科書用図書検定調査審議会報告「教科書の改善について~教科書の質・量両面での充実と教科書検定手続きの透明化」(概要)と、文科大臣による25年の「教科書改革実行プラン」などを、新たに収載した。

教科書採択に係る教委関係者はもちろん、学校管理職や教員にとっても、ここ最近の教科書問題を受け、普段から当たり前のように使用している教科書のそもそもを知る、ひとつの典拠となる補訂版である。

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