創作劇やダンス 個別支援学級の児童生徒が披露

横浜市教委は、全市立小・中学校の個別支援学級で学ぶ児童生徒による合同学芸会と学習発表会を、1月から2月にかけて、同市の西公会堂などで開催している。1月28日の学芸会では、市内4区の中学生322人が、学校ごとにダンスや劇を披露。半年間の懸命な練習成果として、絵本を題材にしたオリジナル劇やダンスミュージシャンを模した軽快な創作ダンスなどを見せた。

58回目となるこの日の合同学芸会は、「パワー全開! みんなのステージ」をスローガンに、市内の瀬谷、南、磯子、港南区から29校の中学生が参加。ハンドベルや朗読を交えた和太鼓演奏など、学校の創意工夫を凝らした演奏、劇、ダンスなどが繰り広げられた。

南中学校は、絵本「あらしのよるに」などを題材に、演出に工夫を凝らした劇を発表。前半は、作品に登場するオオカミとヤギのやりとりを生徒が朗読しながら、物語の世界をダンスなどで表現。シーンが変わると、学校生活のさまざまな場面として、体育でバスケットボールに興じる様子などをドリブルやパス動作を織り交ぜたスピード感あふれる演出で見せた。

瀬谷中学校は、独自の演出によるソーラン節を演じた。導入では、生徒数人が白衣と面を着けてキツネを装いながら登場。場面が変わると、10人ほどの生徒が「どっこいしょ、どっこいしょ」と威勢のいい掛け声を出しながら舞台を駆け回った。合間に拍子木を織り交ぜながら、「ソーラン、ソーラン」の大声が響く、元気いっぱいの演技となっていた。

浜中学校は、ミュージシャンのEXILEを模倣し「ハマザイル」と名乗り、リズミカルな演出を工夫して踊った。

導入で、サングラスを掛けた男子生徒たちが格好良く登場。マイケル・ジャクソンのBGMに合わせて軽快なダンスを披露した。続く女子生徒たちは、ポンポンを両手にチアリーディング風の演技。最後、「学園天国」の曲に乗せ、元気な声と踊りを届けていた。

代表生徒からは、「学校生活の締めくくりとして精いっぱい演技できてよかった。みなさんはどうでしたか」という充実感あふれる言葉が響いていた。

この学芸会と学習発表会は、昭和31年から続く伝統行事。全市立小・中学校の個別支援学級に在籍する児童生徒が対象で、いろいろな楽器を使った演奏や創作劇、踊り、ダンスなどを公開する。大舞台で日頃の学習成果を披露する機会を設定し、児童生徒が友人と協力して練習した成果を、大勢の前で発表する経験を積ませる中で、自信や学ぶ意欲を深めていくのを目指す。

今年は、小・中学校145校の児童生徒約1700人が参加する。

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