環境美化で防犯意識向上なども 最優秀校に大臣賞

文部科学大臣賞の受賞校
文部科学大臣賞の受賞校

(公社)食品容器環境美化協会は1月29日、「第16回環境美化教育優良校等表彰事業」表彰式を都内で開いた。各都道府県から推薦された優良な実践を行う小・中学校などから、最優秀校として、文科、農水、環境の各大臣賞と協会会長賞を決定。最優秀校4校を招いて表彰し、各校の美化活動の様子をインタビュー映像やスライドで紹介した。

受賞した学校と、取り組みの概要は次の通り。

▽文科大臣賞/広島県福山市立服部小学校=ホタルが舞う服部川のほとりに建つ。ホタルの里を守ろうと、平成16年に児童が発案した「服部川クリーン大作戦」に取り組む。地域の「服部の自然を守る会」とも連携する。学んだ内容は地域行事で発表。洗剤の代わりになるアクリルたわし作りにも挑戦し、住民に配布。生活に根付く美化活動が、児童の愛郷心を育む。

▽農水大臣賞/石川県七尾市立天神山小学校=児童が住民と協働して里山里海を守る。児童が地域団体と通学路をパトロールしながら資源ごみを回収する活動は、ポイ捨てだけでなく、犯罪件数の激減にもつながった。美化活動が防犯意識向上に一役買った。

▽環境大臣賞/青森県八戸市立種差小学校=平成25年に国立公園に指定された種差海岸沿いに位置し、国立公園指定の20年以上前から、海岸清掃活動に取り組む。地域住民、団体、高校生らと、海岸に繁殖する特定外来生物「オオハンゴンソウ」の駆除を実施。活動の輪が広がり、美化活動が観光客へのおもてなしの心を育む地域おこしに発展した。

▽協会会長賞/徳島県海陽町立宍喰小学校=美しいサンゴが群生する海、天然記念物のヤッコソウが自生する山、絶滅危惧種のシマドジョウが生息する川など、希少な自然に囲まれている。その環境を守るため、漁業や林業の関係者に協力を仰ぎ、さまざまな活動に取り組んでいる。

表彰式の最後に、環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策本部リサイクル推進室の鈴木弘幸室長補佐は、「皆さんのまちの10年後を想像してください。どんなまちにしたいかを考えて取り組んでもらえたらいいと思います。皆さんに期待しています」と祝辞を述べ、エールを送った。

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