SNSなどでの悪口 中高生の2~3割が経験

神奈川県教委は平成27年の県内公立小・中・高校、特別支援学校と児童生徒を対象にした情報端末やインターネット利用状況のアンケート結果をまとめ、公表した。SNSなどで悪口やいやな言葉を書き込まれた経験が、小学生で約5%、中学生で約20%、高校生で約30%、特別支援学校生で約20%あった。校内で情報端末の不適切な使用があった際は、小学校で情報端末の一時預かりが約75%、口頭注意が約20%、中学校は、ほぼ全校で教員が端末を一時預かり、生徒に返却するなどの対応が明らかになった。

児童生徒の調査では、情報端末の所有率が小学生60.2%、中学生79.8%、高校生96.9%、特別支援学校高等部生徒で86.1%。スマホの所有率は、小学生23.0%、中学生70.5%、高校生90.9%、特別支援学校生58.5%。平成24年の前回調査に比べ、児童生徒のスマホ所有率が大幅に上昇した。

情報端末やパソコンによるトラブルでは、EメールやSNSなどで悪口を書き込まれたとの回答が小学生5.4%、中学生18.3%、高校生28.0%となった。コミュニティサイトなどを通じて知らない人からメッセージが届いた経験は、小学生7.9%、中学生27.3%、高校生41.0%。SNSなどの交流を通じた仲間外しや無視の経験は、小学生4.2%、中学生15.0%、高校20.8%など。

インターネットのトラブル対応など、困ったときの相談相手は、小学生の44.0%、中学生の30.2%が保護者が最多。高校生は友人が29.5%と最多。一方、誰にも相談しないが、小学生12.5%、中学生27.9%、高校33.1%などとなった。

情報端末の主な使用目的は、小学生の最多が電話で58.5%、中学生はSNSが最多で43.0%、高校生も同様で最多の61.3%。

Eメールの送受信、掲示板やブログのメッセージの読み書き、Webサイト視聴など、情報端末の1日の平均使用時間は、小学生で利用しないが31.2%、30分以内が28.5%。2時間以内が中学生17.7%、高校生17.6%。

インターネットの掲示板やブログ、SNSへの個人情報の公開は、小学生1.9%、中学生13.2%、高校生30.3%。前回調査より上昇している。

情報端末使用に家庭ルールがあるとの回答は、小学生34.3%、中学生29.2%、高校生10.8%などとなっている。

学校への調査結果では、校内で情報端末の不適切使用があった場合の対応で、小学校は口頭注意だけが22.4%、教員の一時預かりが75.8%。中学校は教員が一時預かった上で保護者に返却という対応が98.3%と最多。高校は教員が一時保管の上、生徒本人に返却するが57.1%などの結果になった。

調査は、昨年の5~8月に実施。数年ごとに実施し、前回は平成24年に行った。対象の児童生徒は、県内の公立小学校4~6年生5951人、公立中学校と中等教育学校前期課程の全学年生徒6478人、公立高校の全学年生徒6536人、公立特別支援学校の高等部全学年生徒325人。学校調査は、県内の公立小中高校、中等教育学校、特別支援学校の合計191校。

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