川崎中1殺害事案初公判 起訴内容認める

今後の審理を「見守っていく」と語る福田市長
今後の審理を「見守っていく」と語る福田市長

川崎中1殺害事案の初公判が2月2日、横浜地裁で行われた。これを受け、川崎市の福田紀彦市長は定例会見で審理の経緯を「見守っていく」と述べた。この事案を契機に実施した非行少年防止対策に関しては、進捗状況を今月中に発表するとした。

同市川崎区の多摩川河川敷で昨年2月、中学校1年生の上村遼太さん(当時13歳)が殺害された事案で、殺人と傷害の罪に問われたリーダー格の無職少年(19)の裁判員裁判が横浜地裁で行われた。少年は起訴内容を認めた。

審理は初公判から3日間連続で行われ、2月4日には結審の見通し。判決期日は未定。

この日の定例会見で福田市長は初公判について「重大な事件として家庭裁判所から検察官に逆送致された。裁判員裁判で審理されていることを重く受け止めている。裁判の動向を見守っていきたい」と語った。今月中に発表される防止策の進捗状況では、これまで実施してきた重点プランのほか、今後、実行予定のアクションプランも示す見通し。

同市教委と神奈川県警は昨年10月に児童生徒の非行情報などを共有する「学校警察連携制度」の協定を締結した。

管轄の警察署では、「学校警察連携協議会」の場で、上村さんが学校外で加害者と接触していたのは、匿名情報で把握していた。個人情報を共有していれば、殺害事案は防げたのではないかと指摘されている。

これに関連して、馳浩文科相も同日、この事案についてふれ「公判を通じて事実関係を把握し、二度と同様の事案を起こさないように、文科省として対応していく」と訴えた。

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