中3に英語の全国全数調査を検討 筆記と面接で

文科省の全国的な学力調査に関する専門家会議(座長・耳塚寛明お茶の水大学教授)は2月2日、平成31年度に実施を見込む中学校3年生全員を対象とした英語調査の骨子案を公表した。「話す」能力を測るために、面接を課す案が示された。今夏には中間報告を出す予定だ。

骨子案によれば、英語調査は筆記と面接で実施する。「読む」「書く」「聞く」の3技能を筆記で行う。全国学力調査の国語と数学と同様に、4月実施を検討している。面接調査は別日程を設ける方針。今後の議論のなかで、全国学力・学習状況調査の枠組みに盛り込むか、個別の調査として実施するかも検討する。

英語の面接調査は10分間程度。1対1のインタビュー方式などの案が浮上している。生徒が通っている学校の教員が面接と採点を担当する。採点の視点を統一し、確実なものとするために、採点者者向けの研修を視野に入れる。

学校の負担を考慮し、3年に1度の頻度で行う考えだ。

面接では、面接者が示した問いかけに自分の考えを30単語程度で、即興で表現するような案を検討している。この問いかけは、複数準備する見込み。全生徒の面接が終了するのには長期間が必要となるので、別日程で組む面接実施日を検討する必要がある。

29年度には、予備試験を実施する見通し。同省の担当者によれば、「同年度の概算要求がまとまる28年8月頃には、ある程度の方向性が見える」と語る。

政府は第2期教育振興基本計画で、中学校卒業段階で英検3級程度30%以上、高校卒業段階で英検準2級・2級程度以上50%の目標を掲げている。

これを達成するために、文科省は昨年、「生徒の英語向上推進プラン」を策定。同プランには、この英語調査が盛り込まれている。

関連記事