東京都江戸川区立一之江小 道徳教材の本質に迫る

役割演技などで葛藤に揺れる心を考察
役割演技などで葛藤に揺れる心を考察

読みを深める学び合いに、あらためてスポットがあてられた。

東京都江戸川区立一之江小学校(田代敏博校長、児童数568人)の2年生は、読みを深めて道徳教材が語る本質に迫った。この教材は、イラストを中心に想像させる方法が多く用いられる。

同校は2月12日、「自他を大切にし、共によりよく生きる児童の育成」を主題にした道徳教育の公開授業研究会を実施した。「思い、伝え合う道徳科の充実」を副主題に、全教育活動を通じた道徳教育に向けた全体計画など作成。詳細な資料分析と発問構成の工夫、話し合いを通じて生き方や在り方を深く見つめ直す授業を探究した。

この中で2年2組は、「親切、思いやり」を考える資料として、82年に文部省が発刊した「小学校道徳の指導資料とその利用5」の中の物語「ぐみの木と小鳥」を用いた。

現在、この物語は、さまざまな道徳教材で使用されている。しかし、文章を省いて各場面をイラストで描き、想像させる内容が多い。公開授業では、元々の文章を軸にした資料活用によって、児童が場面ごとのキャラクターの思いを、文章そのものを読み解きながら考え、想像し、親切や思いやりについて考えを深め、学び合うのを目指した。

教材文の丁寧な読みと各場面でのキャラクターの思いなどを他児と話し合い、役割演技で想像する展開によって、葛藤を含みながら親切や思いやりの探究と気付きが深まった。

関連記事