立腰教育で最優秀賞 健康づくり推進で福岡・立花小

最優秀賞を受賞した5校が壇上に
最優秀賞を受賞した5校が壇上に

(公財)日本学校保健会(横倉義武会長)は2月18日、東京都文京区の日本医師会館で、平成27年度全国健康づくり推進学校表彰式を行った。

最優秀賞を受賞した福岡県新宮町立立花小学校(永井勝子校長、児童数146人)は、「自ら心身を鍛える健やかな児童の育成―『立腰教育』を基盤とした健康教育」について実践報告をした。

立腰教育とは、腰骨をしっかりと立て、「知・徳・体」の調和のとれた活動を意図的、計画的、継続的に行う取り組み。「心身一如」の考えに基づく。

「知」については、登校後の朝の時間帯を、午前8時半から9時まで3つに区切り、独自の活動を行う。毎朝行っているのは、廊下まで聞こえる声での「論語の素読」。大きな声で発声し、内容を理解して心の健康につなげる。

月・水・金曜日には、立腰の姿勢で全校一斉に朝読書を行う。木曜日は「立花っ子を育てる読書の日」とし、地域の人がつくる「ぐりとぐらの会」が読み聞かせをする。児童1人あたり年間で130冊ほど読書をする。この読書活動は、今年度福岡県学校図書館コンクールで優秀賞を受賞している。

月曜日には加えて「立腰タイム」を設けている。腰骨をしっかりと立てる姿勢の確認と定着、心を落ちつけて授業に臨むのがねらい。

「徳」では、「ふわふわことば」を使うよう指導している。「ありがとう」「どうぞ」など、温かな気持ちになれる言葉を使うようにする。年に2回「ふわふわにこにこポスト」を実施し、仲間のいいところを認め合う。

全学年を縦割り班とし、遠足、掃除など一緒に活動する時間を多く設ける。

隣接する幼稚園、地域の高齢者との交流も積極的に取り入れている。

「体」では、体育学習を計画的に行う。マラソンタイム、なわとびタイムを実施。

歯みがき指導では、各学級に「歯みがきチェック表」を配布し、給食後には必ず磨く。歯科医の来校時には、ブラッシング指導も行う。

給食は残菜ゼロの伝統を維持している。

こうした取り組みの成果として、2月18日現在、全員登校、欠席ゼロ日が今年度33日ある。全国学力学習状況調査では、国語と算数のB問題で全国平均より10ポイント高い結果となった。体力調査も5年生が全国平均を上回っている。

同校では今後も、立腰教育を軸に、学校・家庭・地域とも連携して取り組みを推進していくと話す。

最優秀賞は他に、愛知県豊橋市立下地小学校、岐阜市立長良中学校、大阪府立藤井寺高校、山梨大学教育人間科学部附属特別支援学校の4校。

優秀賞は7小学校、2中学校、高校と特別支援学校が1校ずつ。優良校が89校。

今年度は、各都道府県等学校保健会から推薦を受けた105校から選出した。

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