自殺予防教育を義務化して 馳文科相に要望書

夢ら丘理事長らが馳大臣に要望書を手渡した
夢ら丘理事長らが馳大臣に要望書を手渡した

(社)国際文化芸術交流協会の夢ら丘実果(むらおか・みか)理事長は2月19日、馳浩文科相に「児童生徒のうつ・自殺予防となる心の健康のための教育(自殺予防教育)」に関する要望書を手渡した。

内容は、▽「心の健康のための教育」(自殺予防教育)の実施を義務化し、道徳・学級活動等の時間を活用して、各学年で年間最低1時間の絵本の読み聞かせをする▽児童生徒のうつ・自殺予防に効果のある教材として、文科省が予算化し、小・中学校に絵本『カーくんと森のなかまたち』を導入する▽小・中学校等での自殺対策の出前授業や副教材の配布等への予算措置――。

同理事長らは大臣に絵本も手渡し、出前授業で子どもたちが書いた感想を示して、読み聞かせの効果を強調した。

要望書を受け取った大臣は「確かにお預かりしました」と笑顔で答えた。

同協会は、画家で絵本作家の同理事長が絵を描き、児童教育評論家で絵本作家の吉澤誠理事が文章を書いた絵本『カーくんと森のなかまたち』の読み聞かせ活動を行っている。

ホシガラスのカーくんは、周囲の仲間たちよりも自分が劣っていると思い込んでいて、元気がない。その姿を気にかけたシロフクロウのホー先生が、カーくんのすばらしい点を他の仲間たちと見つけだして励まし、カーくんも自信を取り戻していく物語。

同理事長らは、子どもたちへの読み聞かせを通して、全ての命はかけがえのないもので、互いの個性を大切にし、良いところを伝え合い、認め合って、皆で仲良く生きていってほしいと伝えている。

読み聞かせの後、自殺を考えていたという小学校5年生が「心を動かされました」と感想を寄せた。「この話との出会いが、ぼくの考えを変えました。命の大切さを改めて感じました。これからは、人生でもっとも重要なものをさがしだそうと思っています」と。

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