フリースクール議連 新骨子案に基本理念盛り込む

新たな骨子案を示した超党派議連/衆議院第二会館で
新たな骨子案を示した超党派議連/衆議院第二会館で

フリースクールと夜間中学等義務教育拡充の超党派両議連は2月19日、新たな骨子案を公表した。前回の会合で示された案と同様に、フリースクールなどの学校以外の学習を義務教育とみなす規定は削除されているが、不登校児童生徒が学校で教育を十分に受けられるようにと「基本理念」を盛り込んだ。

立法チームの座長を務める丹羽秀樹前文科副大臣が示した骨子案「教育機会の確保に係る法案」では、「学校を遠のかせる」との懸念から、学校以外の学習を義務教育とみなす規定が削除されている。これに替わり、新骨子案では、学校復帰を促すような基本理念を設けた形とした。

この理念に基づき、全国に存在する12万人の不登校児童生徒の支援を実施するために、実態に配慮した特別の教育課程を編成するための学校設置を求めている。

また不登校児童生徒を支援する適応教室の設置充実のほか、休養の必要性が明記されている。

会合では、参加した国会議員やフリースクール関係者から、幅広い支援ができるように「『多様』との文言をもっと入れるべき」だとの意見が相次いだ。はじめに法案をまとめていた当時、座長を務めていた馳浩衆議院議員の案では、法案名に「多様」との言葉が入っていた。学校以外の学習を義務教育とみなす規定が削除されたことで、「多様」な教育とはいいがたいとの理由があり、この文言が削られた。

次回の会合からは、逐条審議が行われる。

今国会の提出を目指し、同議連は急ピッチで法案をまとめなければならない。各党審議はいまだに行われない中で、国会終了の6月1日までに法案提出できるのかが、大きな課題だ。

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