情報WG 科学をベースに高校情報科のたたき台示す

高校情報科目「情報Ⅰ」「情報Ⅱ」(いずれも仮称)が示された
高校情報科目「情報Ⅰ」「情報Ⅱ」(いずれも仮称)が示された

次期学習指導要領に向けた改訂を検討している文科省の教育課程部会は2月23日、情報ワーキンググループ(WG)を開き、高校情報科に関するたたき台が示された。基礎編と応用編に分け、情報科学をベースにした形となった。

共通必履修科目で基礎的な分野を学ぶ「情報Ⅰ(仮称)」では、情報社会の問題解決についての項目を設けた。情報化社会に潜む問題を見つけ、統計的手法などを活用して解決方法を探る。

プログラミング教育も盛り込んだ。コンピュータの情報処理の仕組みを知り、プログラミングの有効性について考える内容。具体的には、計算表ソフトの仕組みを分析するほか、簡単なプログラムを作成するなどが挙げられた。

このほか、情報通信ネットワークやシミュレーションの考え方といった項目も設けた。

一方、発展的内容となる「情報Ⅱ(仮称)」は、選択科目となった。

社会の問題解決のために情報システムを活用するなど、具体的な目標が掲げられた。習得した知識で暗号化システムを設計し、一人暮らしの高齢者の状況を、スマホでみられるシステムを構築するといった例が示された。

また映像や音などを駆使して画像処理を行い、コンテンツを制作する内容を取り入れた。ここではデータの圧縮や画像の表現方法を学ぶ。さらに、さまざまなコンテンツを組み合わせるなかで、著作権や引用の仕方も学習するとした。

これまでの情報科目は、「社会と情報」と「情報の科学」の選択必履修科目であった。8割の生徒が「社会と情報」を選択しており、偏りがあると問題視されていた。

こうしたなか、昨年8月に示された論点整理では、情報科学をベースにした内容にするべきだと指摘されていた。

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