千葉高と千葉大が協定 高大接続カリキュラム開発へ

相互の授業、講義視察などを進める
相互の授業、講義視察などを進める

千葉市立千葉高校と千葉大学工学部が高大接続事業に関する協定を締結。高校と大学相互の授業視察や協議を深めながら、全国的に珍しい系統的な高大接続カリキュラムや高大連携講座の開発、普及などを目指す。

同事業の協定期間は、今月から来年3月31日までの1年強。双方の協議を通じて継続を予定している。

取り組みの柱は、▽高大接続カリキュラム開発連絡協議会の実施▽大学教員による高校の授業見学や視察▽高校教員による大学の講義見学や視察▽大学と高校の授業に関する研究協議▽高大接続を意識した連携講座の検討――の5つ。

同連絡協議会は、同校教員、同学教員、千葉市教委が協働しながら年2回の会合を行う。今年度は、化学や数学分野を重点に、高校と大学の教員が互いに授業を視察。それぞれの教育内容や流れに理解を深めた上で、話し合いを進める。相互理解のもとで、高校の学習課程や時間割などを考慮し、大学のリソースが生きる、系統的で持続性のある「高大接続カリキュラム」開発を目指す。

同校と同学はこれまでも、ナノテクノロジーやロボットなど、大学の研究内容を高校生が学ぶ連携講座を協働で実施してきた。だが、互いの教育課程や状況の理解不足などが影響して、単発的な取り組みに終わっていた。連携協定によって、そういった課題を克服したい考え。

さらに、この協定で、同校と同学が積み上げた知見を軸にしながら、将来的には、高大接続カリキュラムや高校と大学による連携講座の実施を市内の他の高校や大学にも広げていきたいとしている。

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