いじめや校内暴力など摘発・補導数が減少 警察庁調べ

全国の警察が昨年に摘発・補導した少年のうち、いじめによる事件は200件で、2年連続で減少していることが2月25日、警察庁の調査で分かった。校内暴力や教師に対する暴力も同様の傾向となった。

いじめの内訳は、傷害74件、暴行56件、暴力行為と恐喝が各17件などの順。

インターネットによるいじめは13件で、前年から20件減となった。このなかには、無料通話アプリなどで、女子生徒の裸を友人に送るといった児童売春・児童ポルノ法違反が7件あった。

いじめによる事件で摘発・補導した児童生徒は331人で、昨年よりも125人減少。校種別でみると、中学生が最多で206人。次いで、高校77人、小学校48人の順。

被害者少年181人から相談状況を聞いたところ(複数回答)、保護者70.2%が最多で、次いで教員44.2%となった。

増加率が高かったのは警察の相談機関で、前年よりも9.1ポイント増の25.4%だった。

校内暴力も減少しており、前年よりも353件減の967件となった。ただ、967件のうち、小学生は前年よりも6件増の63件だった。中学校(832件)と高校(72件)は、どちらも前年に比べて減少している。

教師に対する暴力は小・中・高校で528件、前年比183件減。

いじめや校内暴力などを含む刑法犯少年全体の数は3万8921人で、12年連続で減少した。強盗や放火などの凶悪犯は前年比117人減の586人。

ただ、殺人・殺人未遂で摘発された少年は10人増の60人だった。

これには川崎中1殺害事件や、三重女子高生殺害事件なども含まれている。

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