中3対象に英語の全国調査 論点整理まとまる

論点整理をまとめた全国的な学力調査に関する専門家会議
論点整理をまとめた全国的な学力調査に関する専門家会議

文科省の全国的な学力調査に関する専門家会議(座長・耳塚寛明お茶の水女子大学教授)は3月1日、平成31年度に実施予定の中学校3年生を対象にした英語調査の論点整理をまとめた。英語の「話す」能力を試すために、教員を面接者とするインタビュー形式の試験を設ける案が有力視されている。

これを受けて、評価方法の質を担保するために教員研修の実施が検討されている。

英語調査では、筆記と面接を実施する。「読む」「書く」「聞く」の3技能を筆記で行う。

「話す」では、採点期間を要することから、別日程を組む案が示された。面接時間は10分程度。面接者役には、教員が想定されている。さらに、生徒同士のペア・パフォーマンス形式の実施についても、引き続き検討するとした。

ただ、今後の議論の展開次第では、インタビュー形式において多くの課題が見受けられると判断されれば、パソコンやタブレットを活用する案も浮上する。

「話す」力の採点方法などを含む実施体制については、採点に必要な人数を近隣の中学校と連携して確保するのを視野に入れる。また、筆記試験の採点者や面接者によって視点がぶれないように、評価基準を設け、採点や面接評価の研修を行うとした。

調査の際には質問紙調査も実施。生徒に関しては、問題に対する感触や地域で英語を使用した経験などを尋ねる。

学校には、学習到達目標の策定と内容、活用状況のほか、授業における教員の英語使用状況といった指導内容を尋ねる。

今後は、英語調査の検討に関するワーキングチームで具体的な議論を重ね、今夏には中間報告を出す見通し。

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