家庭教育支援で文科省がリーフレット 事例などを掲載

リーフレットの表紙(左)と家庭教育支援チームのロゴマーク
リーフレットの表紙(左)と家庭教育支援チームのロゴマーク

文科省は、家庭教育のチーム支援を促進しようと、リーフレット「つくろう!  家庭教育支援チーム~地域の力で家庭や子どもを支える」(A4判、4ページ)を公表した。

家庭教育・子育ての現状、家庭教育支援チームの活動事例、支援チームの設置や活動への国の支援状況などがまとめられている。

それによると、子育ての現状として、文科省委託調査「家庭教育の活性化支援等に関する特別調査研究」(平成20年度)では、37.2%の保護者が不安を抱えている。

株式会社UFJ総研「子育て支援策等に関する調査研究」(平成14年度、厚労省委託)と三菱UFJリサーチ&コンサルティング「子育て支援策等に関する調査2014」(26年度)では、地域で悩みを相談できる人がいる割合は、平成14年度には73.8%だったのが、26年度には43.8%に減少している。だが、「家族と地域における子育てに関する意識調査」(25年度、内閣府)では、地域の支えが重要と考えている保護者は、90.9%に達している。

そこで、地域が子育てを応援する家庭教育支援チームが求められている。同省は、保健福祉機関などとも連携して、チームの設置や活動を促進している。

チーム形成のプロセスは、人材の発掘、リーダーの養成、運営体制の構築といったパターンがある。主な業務には、地域の居場所づくり、保護者の学びの場の提供、訪問型家庭教育支援などがある。

活動事例では、千葉市の学びの場の提供、宮城県石巻市の親子の交流の場、北海道釧路市の「早寝早起き朝ごはん」運動などが紹介されている。

チームは同省に登録できる。登録されると、「家庭教育支援チーム」のロゴマークを使用でき、ホームページで紹介できる。活動経費の補助もある。ロゴマークは、「温かく包む支援の輪」をイメージしたデザイン。

チーム数は、平成23年度は278(補助事業は226)。27年度2月時点では532(補助事業は441)と増えている。

同省は、教育振興基本計画に基づき、全ての保護者が安心して家庭教育を行えるよう、身近な地域において保護者への支援を行う「家庭教育支援チーム」型の支援を促進してきた。今後も、家庭教育は全ての教育の出発点として、各地での活動を応援していく。

リーフレット作成に当たっては、家庭教育・子育ての現状に関するデータや、チームの形成プロセス・活動事例等を集めた。

チーム型支援の実態を明らかにすることで、そうした支援への理解を広め、行政機関や民間団体等によるさらなる拡大につなげるのをねらいとしている。

リーフレットは、文科省関連の「子供たちの未来をはぐくむ家庭教育」サイトからダウンロードできる。(http://katei.mext.go.jp/contents4/pdf/make_a_team.pdf

関連記事