中学生のなりたい職業は スポーツ選手、保育士、教師

上位に食い込んだのが教師だった
上位に食い込んだのが教師だった

今の中学生が将来なりたい職業のトップは、男子がスポーツ選手、女子は保育士。自由に職業を書いてもらったので、回答は多岐にわたり、各順位の回答者数は少ないながら、教師が男子で2位、女子で3位と、上位に食い込んでいた――。

首都圏と茨城、新潟両県で86校舎を開設している個別指導塾「森塾」が、通ってきている中学生410人を対象に、「将来なりたい職業」を2月に調べ、3月9日に結果を公表。回答したのは、男子166人、女子244人。

それによると、男子の1位はスポーツ選手で15.1%、2位は教師で6.6%、3位は会社員で6.0%。4位公務員、5位スポーツコーチ、6位建築士、7位調理師、8位自動車・鉄道整備士、9位ゲームクリエイター、プログラマー。

女子の1位は保育士11.1%、2位看護士5.3%、3位教師3.7%。4位パティシエ、美容師、6位ディズニーのキャスト、キャビンアテンダント、8位デザイナー、アパレル店員、10位声優、薬剤師。

男女とも上位3位以内にランクインしている教師については、▽職場体験が楽しかった▽現在教わっている教師がカッコイイ▽仕事内容が楽しそう――といった理由が記されていた。

教員の多忙な現実を目の前にしながらも、子どもたちは、直接教えてもらっている教員に、尊敬と憧れのまなざしを抱いていた。

男子は、選手とコーチを合わせると2割近くがスポーツ関係となった。今やっているスポーツ、特にサッカーと野球の有名選手へのあこがれが大きく影響していた。

4位の公務員は安定志向の現れで、雇用の安定、つぶれない、収入が安定といった意見があった。

女子の1位保育士の理由は、小さい子どもが好きのほか、「待機児童」「保育士不足」という社会問題に言及し、人のために役立ちたいとの意見があった。

2位の看護士は人の命を助けたいのほか、不足しているので就職しやすい、資格があればどこでも働けるといった現実的な意見が多かった。

同塾は、対象となった中学生は00年前後に生まれた。男子には、その頃から一気にグローバル化した日本人スポーツ選手の海外進出と成功が影響を及ぼしている。一方、08年のリーマン・ショックを経て終身雇用制度が崩壊するなどが、安定志向を生み出しているとする。

女子は、「誰かを支えたい」「人の役に立ちたい」「誰かを喜ばせたい」との気持ちが強い。これは、多感な時期に遭遇した東日本大震災の経験によって「絆」「支え合い」といった言葉が深く根付いているからではと指摘する。

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