高校生が政治参加呼びかけ集会企画 文科省では会見も

高校生の政治活動を規制しないよう訴える同会のメンバーら
高校生の政治活動を規制しないよう訴える同会のメンバーら

選挙年齢が18歳以上に引き下げられて初の選挙となる参院選が、今夏7月10日に行われる。こうしたなか、「平和な未来をつむぐ高校生の会」が今月27日、東京都千代田区の全国教育文化会館で、「全国高校生平和集会2016」を開く。若者の政治参加をアピールする。

集会は午前10時半から午後3時半まで。有識者を招いての講演やテーマ別分科会、全体会を行う。4時半からは「高校生デモ@渋谷」と称してデモ行進を行う。

同会は首都圏の高校生で構成。「参院選を見据えてインパクトを与えたい」と平和集会を企画。3月8日には文科省内で記者会見を開いている。

会見では、平和集会の実行委員長を務める高校3年生のかなさん(18)が「社会問題に関心のある高校生が集まって、この集会で得たものを地元に持ち帰り、同世代の人に伝えてほしい。選挙に行けば、政治を変えられるのを知ってもらいたい」と呼び掛けた。

ほかのメンバーからは「高校生が意識を広げてまわりに発信していけたらと思う」「自分たちが発言していいんだ。表現していいんだということを分かってもらいたい」と、高校生の政治参加を促した。

同会は既に、2月24日、高校生の政治活動を規制しないよう、馳浩文科相宛に要請書を提出している。

要請書では、高校生の自由な活動を阻害するとして、「一定要件」の下で政治活動を認めるとした同省からの“新通知”の取り消しや、届け出制度を認めないよう求めた。

高校生の政治活動をめぐっては、安全配慮義務の観点から、デモや政治集会に参加する場合には学校への届け出制を検討している教委もある。このような届け出制は、政治参加の意欲や意識の萎縮につながると指摘する専門家もいる。

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