五輪を軸に文化交流 都立白鴎高校がリオの高校と

都立白鴎高校は日本の伝統文化教育に力を入れている
都立白鴎高校は日本の伝統文化教育に力を入れている

東京都教委は、リオデジャネイロ2016オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会主催の教育プログラム「トランスフォーマ・コネクション」に参加。4月から、リオデジャネイロ州立エリック・ヴァルテル・ハイネ高校と都立白鴎高校との交流活動を開始する。2020年東京五輪へと続く活動を目指し、両校生徒がオリンピック・パラリンピック競技種目を演じたビデオを作成し公開し合う取り組みなどを行う予定。

同コネクションは、オリンピック・パラリンピックへの参画と世界の多様な文化や知識共有に向けて、ブラジル・リオデジャネイロ州立の各高校と世界の高校が各種の交流を深めるもの。15~18歳の生徒を対象に、▽フレンドシップ・チェックイン▽スポーツが運ぶ交流▽文化フェア――の3つの柱で交流学習を行う。参加国は日本、アメリカ、フランス、イタリア、ウルグアイ、スペイン、アルゼンチン、カーボヴェルデ、カナダ、イギリス、ノルウェー、オランダ、パナマ、ペルー、ロシア、スイス、ドイツ。

日本代表には白鴎高校が選定された。リオデジャネイロ州立エリック・ヴァルテル・ハイネ高校と4月から6月にかけて交流する。

「フレンドシップ・チェックイン」は、自分の国と都市、学校を表現した品物を詰めた「文化ボックス」を作製し、互いに贈る。「スポーツが運ぶ交流」では、オリンピック・パラリンピックの各競技を生徒が実演してビデオに収録し、交換する活動。「文化フェア」は、互いの国の音楽やスポーツ、料理、手工芸品などの文化についてプレゼンテーション。内容をビデオや写真に記録し、交換する。

この3つの活動を軸に、今後、具体的な交流学習の内容を話し合っていく。両校は、リオデジャネイロ五輪から2020年の東京五輪へと続く継続的な交流を目指している。

白鴎高校は、「日本の生活文化」という学校設定教科を実施したり、地域伝統行事の浅草流鏑馬に参加したりしている。日本の伝統文化理解や国際理解教育の充実に力を注いでいる。

エリック・ヴァルテル・ハイネ高校は、ブラジルの大学入試判定などで用いられる学習到達度試験「ENEM」順位で、リオデジャネイロ州の国公立高校580校中で、トップ50校に選定された優良校。屋上緑化や給食残菜を使った天然堆肥づくりなどの実践に力を入れている。

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