木造3階建て校舎手引が完成 木の学校づくりに拍車

手引について議論を重ねた手引作成検討会
手引について議論を重ねた手引作成検討会

政府が国産木材の活用を進めている。こうしたなか、文科省の「木造3階建ての学校施設に係る手引作成検討会」は3月16日、「木の学校づくり」と題した木造3階建て校舎の手引の内容をまとめた。今度末には同省のホームページなどで公表する予定だ。

手引は、建築家などの専門家でなくても理解できるよう、多くのイラストを入れたほか、木造を活用するメリットも盛り込んだ。

このうち木材の有効性として、▽地元材を活用し地域活性化を図る▽地域の林業を知ることができ、ESDにもつながる▽木材校舎は地元の新たなシンボル▽木材活用で教室の湿度、室温を均一にできる――などが挙げられた。

設計の工夫としては、耐火構造でありながら、柱やはりなどで、木肌を見せられるようにしている点や、天井を準不燃材料にすればバルコニーの設置が不要になるなどの改正点が示されている。

防火などの問題から、木造校舎はこれまで2階建てしか建てられなかった。だが平成26年6月の建築基準法の改正で、耐火に関する要件が緩和され木造3階建て校舎の建築が可能となった。その代わりに、上階への延焼防止などの措置が強化された。