TRONの坂村教授 スピード感ある教育を

海外のプログラミング教育の現状を紹介する坂村教授
海外のプログラミング教育の現状を紹介する坂村教授

数多くの電気製品に組み込みOSとして使用されている純国産コンピュータ・アーキテクチャー「TRON」を開発した東京大学大学院の坂村健教授が3月16日、東京千代田区の自民党本部で「2030年に向けた教育のあり方と課題」について講演した。同教授は「世界は速いスピードで進化している。教育も速度を上げないと」と呼び掛けた。

まず、ICTを活用したスマートアグリで成功したオランダ農業についてふれ、「農家が全てのプログラムを組んだ」と話した。こうした取り組みを実現するには、小・中学校でのプログラミング教育が重要だとした。

「2030年に向けた教育とのテーマだが、ICTの進化はスピードがすさまじい。その頃にどんな職業が生まれているのか分からない」と述べた。

英国のプログラミング教育が1年間の検討だけで小学校に取り入れられた経緯を引き合いに、「学習指導要領は1年で柔軟に改訂できるようにしないといけない」と持論を展開した。

加えて、チャレンジできる教育環境が必要だとして「大学1年次生から専門分野を学ぶことも考えないといけない。教養も重要だが、それは3、4年次から学習してもよいのではないか」と提案した。

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