高校情報科で一定の方向性 4月の総則特別部会で議論

建設的な意見が語られた情報WG
建設的な意見が語られた情報WG

文科省は3月15日、教育課程部会情報ワーキングチーム(WG)を開き、高校で履修する情報科について一定の方向性を示した。委員からは建設的な意見が相次いだ。4月4日に開かれる総則・評価特別部会で、議論をさらに深める。

共通必履修科目で、基礎的な分野を学ぶ「情報Ⅰ(仮称)」では、プログラミングの有用性やシミュレーションの在り方などの学習項目を挙げた。

このうち「情報社会の問題解決」では、中学校まで学んだ問題解決の手法を活用して社会の問題点や解決方法を探る。例えば、ネットを通じた情報漏えいの問題を考えさせたり、情報モラルなどについて指導したりする。

クラウドコンピューティングや情報セキュリティを学習する「情報通信ネットワークとデータの利用」では、ウェブサイトでアンケートを実施するほか、データベースと連携し、情報セキュリティの仕組みを学ぶ。

選択科目である「情報Ⅱ(仮称)」は、「情報Ⅰ(仮称)」で学習したものを発展させた内容とする。ここでは、画像や音、動画といったコンテンツを組み合わせて作品を制作することができる。さらに、データを分析して販売計画を立ち上げるなど、数式で表すのが難しい事象を扱い、学習する。

委員からは「『情報Ⅰ(仮称)』のプログラミングで、身の回りの問題を解決できるようにしていけたらいい」「他教科との連携を考えた学習事例を盛り込んではどうか」「科学技術に関わる項目をもっと全面に出してほしい」などの提案があった。

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