子どもたちの朝食抜きをゼロに 政府が目標掲げる

政府は3月18日、平成28年度からの5年間の国の食育指針となる第3次食育推進基本計画をまとめた。朝食を抜く子どもたちをゼロにするなどの目標を掲げた。さらに「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録されたのを受けて、学校給食に郷土料理を取り入れるよう推進する。

平成27年度、全国の子どもたちの4.4%が朝食を抜いている。計画では、これをゼロにする。文科省では国民運動「早寝早起き朝ごはん」を推進しており、保護者向けの啓発資料なども作成している。

また公立中学校の給食実施率を伸ばすとして、26年度の87.7%を上回る90%以上の目標を定めた。公立小学校では既に99.1%に達しており、義務教育課程での完全実施は、時間の問題となってきた。

学校給食での地場産物使用割合については、30%以上にすると明記された。地域の産物を活用することで、食に関する「生きた教材」として自然や文化などを学習させる。これは、「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録されたのを踏まえ、伝統的な食文化を保護し、子どもたちに継承させるねらいがある。

このほか、貧困家庭の支援策も挙げた。

26年8月に閣議決定された「子どもの貧困に関する大綱」に基づき、貧困状態にある子どもたちに食事を提供しているNPO法人などに支援を行うというものだ。

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