小学校教科化でスピーチめざす 外国語教育で全体像

活発な意見交換があった外国語WG
活発な意見交換があった外国語WG

文科省教育課程部会は3月22日、外国語ワーキンググループ(WG)の第7回会合を開いた。小・中・高校を含む外国語教育の目標と学習過程の全体像を示したイメージ案を公表した。次期学習指導要領で教科化となる小学校外国語では、簡単なスピーチができるよう目標を掲げた。委員からは「学力の3要素」とCAN-DOリストをどう関連させるかについて意見が交わされた。

イメージ案では、学校種による教科の目標などが示された。次期学習指導要領から外国語活動が始まる見込みの小学校中学年では、「相手意識をもってコミュニケーションを図ろうとする態度の育成を図る」などと目標を掲げた。具体的には、児童同士のペアワークなどで、あいさつや自己紹介といった日常会話でよく使われる表現を学習する。

教科化となる小学校高学年では、外国語の基本的な知識を習得する。アルファベットの読み書きのほか、簡単なスピーチができるようにする。

中学校では、身近な話題についての理解や表現ができるようなコミュニケーション能力を養う。

身近な話題について、簡単な語句や文を活用して即興で話せるようにする。

高校の必修科目では、幅広い話題に対応できるよう、4技能の基礎的な能力を身に付ける。これを活用し、情報や考えを的確に理解するとした。選択科目に関しては、時事的な話題などを理解できるようにするほか、具体的に説明できるような力を育てるなどと目標を示した。

こうした能力を育成するために、ディベートやプレゼンテーションなどを活用して能力を育成する。

委員の自由討議では、学力3要素について議論された。

渡部正嗣委員(島根県教育センター指導主事)は「学力の3要素をどう評価するかを考えると、これまでの言語や文化についての知識・理解と、知識・技能との整理が必要」と述べた。その上で「知識・技能の部分にCAN-DOリストがぶらさがるイメージだ」と提案した。

投野由紀夫委員(東京外国語大学教授)は「CAN-DOリストを明確にし、学習態度などのパフォーマンスとどうつなげるか考えないといけない」と強調した。

また石鍋浩委員(東京都港区立御成門中学校長)は「他教科と比べて、外国語のCAN-DOリストはどういう位置付けになっているのか考えければならない」と語った。

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