学生のインターン 参加目的は単位や資格取得が多数

文科省は「平成26年度大学等におけるインターンシップ実施状況について」を取りまとめた。単位にも資格取得にも関連しないインターンシップに参加した学生は、比較的少ないのが分かった。

調査は、大学(776校のうち、学部752校、大学院627校)、短大(346校)、高専(57校)を対象に実施。回答率は98.5%。

ここでいうインターンシップとは、学生が在学中に、自らの専攻や将来のキャリアに関連した就業体験を行う意。平成26年4月1日から27年3月31日までに行われたインターンシップについて、27年8月から9月にかけて調査した。

インターンシップを単位認定している(教育実習や看護実習、臨床実習など、特定の資格取得に関係するものを含む)大学と、単位認定はしていないが、学生の参加状況を把握・関与している大学の合計は740校、95.4%。昨年度と比較すると、10校、1.4ポイントの増だった。

インターンシップに参加した学生の総数は、58万365人、20.7%だった。

特定の資格取得に関係するものを除くと、インターンシップを単位認定している大学は566校、72.9%。昨年度と比較して24校、3.1ポイントの増。国公私立別では、国立大学・大学院での実施率が最も高かった。

単位認定されるインターンシップに参加した学生は、53万8034人、19.2%。そのうち、特定の資格取得に関係しないインターンシップに参加した学生は7万2053人、2.6%。昨年度と比較すると4362人、0.2ポイント増加したものの、資格取得のための実習以外に参加する学生はそれほど多くないのが分かる。

日本国内のインターンシップに参加した外国人留学生は、大学1602人、短大61人、高専44人だった。

海外でのインターンシップでは、高専での実施率が最も高く、実施期間は国内よりも長い傾向があると分かった。

インターンシップを単位認定していないが、学生の参加状況を把握・関与している大学は、356校、45.9%。昨年度と比較して36校、4.6ポイントの減。国公私立別では、国立大学・大学院の割合が最も高かった。

単位認定されないインターンシップに参加した学生は4万2331人、1.5%で、それほど多くなかった。国公私立別では、国立大学・大学院の学生の参加率が最も高かった。

単位認定の有無にかかわらず、インターンシップを実施した時期として最も多かったのは、どの校種でも8~9月の夏季休暇中。

文科省は調査結果を受け、インターンシップをより一層推進するための「インターンシップガイド(仮)」を作成する予定。インターンシップの好事例や、実施の際の留意点などを掲載するとしている。

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