施設訪問や研究者と交流 横浜市教委とJAXA連携

宇宙航空を入り口に子どもたちの多様な学びに応えるのを目指す
宇宙航空を入り口に子どもたちの多様な学びに応えるのを目指す

横浜市教委は、宇宙航空研究開発機構(JAXA) と連携協定を締結。今後、市内の学校に宇宙航空を通じた多様な教育機会を提供する。キャリア教育の一環として、JAXAの研究施設見学や研究者と宇宙産業について話し合う機会を設ける。JAXA職員が参画する教員研修も検討し、教師の専門性向上や子どもの意欲を高める授業力に生かす。

締結式は3月29日、同市庁舎で実施された。締結式では概要が示されたが、これに基づいて4月1日、同市教委から、今後の展開などについて、さらに詳しく聞いた。

連携協定で今後進めていく活動の柱は、(1)児童生徒の学習活動の充実(2)教員育成(3)社会教育の推進――の3つ。

児童生徒の学習活動の充実では、JAXAの研究施設を子どもたちが見学できる学習機会を作る。キャリア教育にもつなげ、宇宙航空に関する仕事について研究者から説明を受けたり、意見交換したりする中で、宇宙航空事業や関連産業への関心、学びの意欲を高めたいとする。

JAXAがもつ宇宙航空工学や宇宙医学の知見を生かした高校の特別授業も実施する。国際的な協働事業が多いJAXA職員から、異文化コミュニケーションの在り方などで指導を受ける機会も検討している。

宇宙食を通じて身近な食の認識を深める食育の実践、子どもたちが人工衛星打ち上げなどの宇宙航空ミッションに継続的に参加し、学ぶ試みなども予定している。

教員育成では、市が実施する理科などの教員研修に、JAXA職員を講師として招く。教師の専門性を高め、子どもの意欲を高める授業力向上に生かす。教員をJAXA宇宙教育センターに派遣し、宇宙航空を題材にした実践の研究や研修を図るなども考えている。

社会教育の推進では、JAXAの社会教育支援プログラムを通じて、市民が広く宇宙について学べる場を作る。

より具体的な中身については、今後、年度内の早いうちに、市教委とJAXAによる検討会議を設置し、話し合いながら詰めていくという。

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