子ども短歌入選作を音声・点字資料化 創作のきっかけ

ボランティア団体の協力で資料が完成した
ボランティア団体の協力で資料が完成した

さいたま市教委は「第3回さいたま子ども短歌賞」の入選作品などを収めた作品集の音読と点字による図書資料を制作。同市内と埼玉県の特別支援学校8校に配布した。障害で文字を読むのが困難な子どもたちに、同世代の子どもの短歌に触れてもらいながら、読む喜びや創作のきっかけを持ってもらうのを願っている。全国の希望校に、無料で提供するという。

作品集には、全国の小・中学生から応募があった3万1500首ほどの作品から選ばれた同賞の優秀賞20首と入選作80首が収録されている。優秀賞では、心弾む気持ちの中で、朝の畑で採れた野菜について歌った「とれたてのやさいはぴかぴかひかってるあのたいようのこどもみたいだ」などの作品が、講評とともに収録されている。

この中に、歌人の沖ななもさんによる「短歌を作るヒント」も収められている。「あまり緊張し過ぎないよう、思いを『五七五七七』のリズムに乗せて作りましょう」「他人のいいところや自分の好きなところを発見し、自然の豊かさ、宇宙の面白いところを感じ学んで、どきどきする」「そんな中から、きっと素晴らしい短歌が生まれます」と応援し、日常生活の中での創作ヒントと短歌の魅力を話している。

このような内容の作品集を音声と点字の図書資料にした。制作に当たっては、視覚障害者のための音訳を行う「音訳グループ木曜会」と、点字資料作りに携わる「点訳グループこでまり」のボランティア2団体が担っている。

これまでに、同市内のひまわり、さくら草の各特別支援学校と、同県内の浦和、大宮北、和光、上尾かしの木、川島ひばりが丘、塙保己一学園の各特別支援学校に配り、活用されている。

同資料を希望する学校は、同市教委生涯学習進行課(℡048-829-1705)に連絡する。個人の希望者は、国立国会図書館、サピエ図書館で閲覧できる。

関連記事