教員の多忙解消策を検討 文科省にタスクフォース

教員の多忙化解消の施策を検討するTFの初会合
教員の多忙化解消の施策を検討するTFの初会合

いじめや不登校など学校現場が複雑化・困難化しているなか、文科省は4月8日、「次世代の学校指導体制にふさわしい教職員の在り方と業務改善のためのタスクフォース(TF)」の初会合を開いた。

休日返上での指導で「ブラック化」しているといわれる部活など、教員の多忙全体を見渡し、それを解消する施策を検討する。財源は、来年度の概算要求に充てる方針だ。6月中には最終報告を取りまとめる見通し。

TFでは、学校の多忙化解消を目的に、チーム学校の推進方策について検討する。

教員の超過勤務の原因の一つでもある部活では、教員とは別に、部活の顧問や引率などができる「部活動支援員」(仮称)の配置が「チーム学校」答申で示されている。この支援員をどう効率的に活用するかも施策として打ち出す。

さらに、長時間勤務の習慣をなくすために教員の意識改革を促す。

この日の会合では、教員の超過勤務解消に取り組んでいる長野、新潟の両県教委の施策についてヒアリングした。長野県教委は3年間で勤務総時間の30%削減を、新潟県教委は午後7時以降学校に残らないよう目標値を設定して取り組み、成果を上げている。

今後も教委や有識者からの報告を参考に、課題を洗い出して施策に生かしていく。

会合の冒頭、座長を務める堂故茂文科大臣政務官は「教員が生徒と向き合う時間、指導力向上のための教材作成の時間の確保のために、教員の長時間勤務の改善を行っていきたい」と述べた。

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