確かな学力やグローバル人材に尽力 埼玉県重点施策

埼玉県教委は、今年度の県教育行政重点施策を示した。「第2期生きる力と絆の埼玉教育プラン」から5つの基本目標を設定。確かな学力育成、グローバル化に対応した人材育成、社会的に自立する力の育成を最重要課題に位置付け、教育の充実に取り組む。

基本目標は、▽確かな学力と自立する力の育成▽豊かな心と健やかな体の成長▽質の高い学校教育を推進するための環境の充実▽家庭、地域の教育力の向上▽生涯にわたる学びの支援とスポーツの推進――の5つ。それぞれの目標に対して重点的な取り組みを挙げる。

「確かな学力と自立する力の育成」では、子どもの成長の記録と共有、活用を通じ、一人ひとりを確実に伸ばす教育研究を推進する。確かな学力育成に向けては、県の学力・学習状況調査の実施と結果を生かした取り組みや、小・中学校9年間の一貫教育、アクティブ・ラーニングなど学びの改革を推進するとしている。

さらに、伝統と文化を尊重した教育とグローバル化対応の教育を合わせて進め、社会的な自立に向けたキャリア教育、職業教育の推進も図る。地域や産業界と連携・協力し、学校の組織的で系統的なキャリア教育の充実に力を注ぐ。

「豊かな心と健やかな体の育成」では、県独自の教材を通じた道徳教育の充実、「埼玉の子ども70万人体験活動」の実践を挙げる。いじめを許さない意識醸成と早期発見と徹底対応によるいじめ防止策にも尽力する。

「質の高い学校教育を推進するための環境充実」では、授業力向上を図る教員研修や教員同士が学び合う機会の充実、大学や研究機関と連携した学校経営の研究、子どもと向き合う時間を確保する環境作りなどを進めていく。

「家庭、地域の教育力の向上」では、保護者学習の充実と親同士のネットワーク作りを支援。学校応援団活動などによる地域教育力の向上に力を入れる。

「生涯にわたる学びの支援とスポーツの推進」では、学び合いながら、共に支える社会を目指す生涯学習に向けて、県立図書館での県民チャレンジ支援の充実などを図るとした。

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