3段階指導を明示 都が小学校外国語活動で研修冊子

教員向け自己研修パンフレットから
教員向け自己研修パンフレットから

都教委は、小学校外国語活動を促進させるために、教員向け自己研修パンフレット「教師が児童とつくる豊かなコミュニケーションの充実に向けて」を作成。同教委サイト(http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/)の学び応援ページで公開している。

パンフレットでは、中学校の英語学習との接続を視野に、中学校英語指導の「東京方式 習熟度別指導ガイドライン」にある具体的な題材を取り上げている。

題材は、▽自己紹介▽道案内▽地域紹介――の3つ。小学校高学年で実践できる授業展開例として示す。

授業の1単位時間45分を、▽英語の語彙や語句の音声にふれる▽会話の表現に慣れ親しむ▽自分の思いを伝える――の3つの活動に分け、段階的に進めるための指導ポイントを示す。各活動の視点を押さえて進める中で、児童の自己表現活動が円滑につながり、授業に取り組みやすくなるとする。

「自己紹介」を題材にした第4時の「友達と好きなものなどについて伝え合う」展開例では、学習目標の「友達に好きなものについて尋ねたり、自分が好きなものや好きではないものを伝えたりして、積極的に会話を楽しむ(積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度の育成)」について、3つの活動を通じた具体的な授業例を提示している。

英語の語彙の音声にふれる活動1ではデジタル教材を使い、「pineapple(パイナップル)、rugby(ラグビー)」などの語彙を示す。絵を見せながら単語の音声を聞かせる。その際、「外来語と日本語の発音が違うのにも気付かせる」と説明。

会話の表現に慣れ親しむ活動2では、「活動1で扱った語彙を使い、それらが好きか互いに尋ね合う。好きなものが同じだったら友達とハイタッチさせるなど、言葉によらないコミュニケーションも取り入れる」とアドバイスしている。

自分の思いを伝える活動3では、▽担任とALTが会話の場面を見せた後、児童同士の会話となる流れを説明▽ワークシートの空欄に自分の好きな食べ物、スポーツ、生き物の絵を描かせる▽代表児童ペアの会話例を見せて流れを確認する▽時間内になるべく多くの仲間と会話できるよう伝える――といった具体的な流れをあげる。

3活動の指導ポイントも末尾に掲載。「会話表現の紹介は、学級担任とALTがデモンストレーションを通して行うと効果的。ALTがいない場合は学級担任と代表児童で行う方法も」などと助言している。

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