達成目標を意識し自己評価 基礎学力定着プログラム

自己評価シートから
自己評価シートから

さいたま市教委は、生きる力の基盤となる学びの基礎基本の確実な定着と家庭教育の充実に向けて「基礎学力定着プログラム」を推進している。学習指導要領を踏まえ、小・中学校の全教科で、これだけは身に付けるべき基礎基本を洗い出した。国語と算数・数学は、項目ごとの達成目標を示し、自己評価できるワークシートを作成した。

同プログラムは、かけ算九九の習得、漢字の読み書きなど、小・中学校で最低限習得しておきたい基礎基本の学びを絞り込み、各学校で確実な定着に生かすのを目指す。

同市の実践研究「子どもたちが望む『よい授業』の4因子」分析で明らかになった、基礎基本を定着させる授業と、高い学力の関係性も踏まえている。子どもたちが「分かった、できた」という感動を抱き、「じっくり、しっくり、繰り返して」学んでいける構成に工夫を凝らす。

国語では、「読む」「書く」などの観点から、小学校で23項目、中学校で14項目の合わせて37項目に達成目標を設定。算数・数学では、「計算」「図形」などの観点から小学校68項目、中学校34項目の合計102項目を設けている。

その中の、小学校5、6年生国語「書く力」には、「事実と自分の意見を区別して、まとまった文章を書くことができるようにしましょう」を盛り込んだ。中学校2年生の数学では、「文字式の四則計算ができるようにしましょう」として、これは「連立方程式や1次関数などの学習につながる」などと、今後の学びに生きる視点を助言する。

項目に応じた自己評価シートも備えた。確認の印をつけながら、学習者が自ら基礎基本の定着確認や改善を行えるようにしている。これらを生かし、家庭学習の充実につながればと、同教委は願っている。

ワークシートと自己評価シートは、同教委サイトの学校教育部のページに掲載されている。学校の朝自習や教室掲示、家庭だよりによる家庭学習に向けた情報発信などに生かせるとし、状況やねらいに応じて有効活用してほしいという。

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