海外交流参加児童生徒の10年後 「体験の力」大きい

「ミクロネシア諸島体験交流事業」に参加した児童生徒の10年後の実態を調査したところ、日本が好きであるや、初めて会った人でもすぐに話ができるなど「体験の力」が、そうした自然体験交流のない同年代に比べて高い意識を持つ傾向があるのが分かった。

アンケートは国立青少年教育振興機構が実施。平成14年から18年までに「ミクロネシア諸島自然体験交流事業」に参加した小学校5・6年生、中学校1・2年生のおよそ10年後、現在18歳から26歳までの所在が分かった590人に回答を求めた。そのうち181人(男性75人、女性106人)から回答があった。

体験の力の高さは、特に自尊感情と人間関係力でみられ、日本が好きであるなどの自尊感情を点数化したところ、事業参加者は2.30点に対し、一般の20代は1.62点。近所の人に挨拶ができるなどの人間関係能力2.02点に対し1.55点となった。

自然体験交流事業参加者対象の調査は、昨年1月から2月にかけて行われた。(1)自尊感情(2)共生感(3)意欲・関心(4)規範意識(5)人間関係能力(6)職業意識(7)文化的作法・教養の7つ分類し、各分類に関わる質問項目に、「とてもあてはまる」3点から、「まったくあてはまらない」0点までの4段階で得点化。得られた点数を平均した。

同年代の一般成人にも平成22年に同様のWebアンケートを行っており、両者の結果を比較してた。

「体験の力」はどの年齢期にどういった体験が重要になるのか明らかにするために行われている調査。

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