全国小中で防災教育強化 国交省がモデル20校を選定

小5理科・川の流れの学習でも、増水による自然災害について学べる
小5理科・川の流れの学習でも、増水による自然災害について学べる

国交省は今年度から、学校の防災教育充実に向けた各種支援に一層力を入れる。全国の小・中学校約20校をモデル校として選定し、自然災害に関する出張授業を実施したり、各地の防災体験学習施設や排水機場の施設見学会を行ったりするサポートを進めていく予定。

授業では、同省職員が各地の学校に出張し、さまざまな自然災害に関連した防災教育の指導を行う。各地域で過去に発生した大型災害の事例やデータを活用して、児童生徒自身が危険性を発見し、自覚する学びとしていく。今後の防災対策の視点や心得を育めるようにしたいとする。

各地にある防災体験学習施設の活用も進める。児童生徒に集中豪雨時の猛烈な風雨や大震災時の激しい揺れなどを疑似体験してもらい、自然災害に向けた危機意識と安全な対策、行動への理解を深めさせる。小学校の生活科や社会科と関連づけながら、河川に設けられている排水機場などの管理施設見学も実施。台風や洪水発生の仕組み、避難に役立つ情報入手の仕方などを学んでもらう。

具体的な学びは、学校と相談しながら決めていく。

同省や都道府県の砂防部局では、これまでも各種災害防止施設の見学会や学校への防災教育出前講座を進めてきた。学校向けの講座では、「震災に強い都市づくり」「都市部における洪水対策について」「近年の土砂災害の実態とその対策」などを実施している。

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