「深い学び」の理解 教員の視点から深めるのが肝要

「深い学び」とはどういうものなのか議論された
「深い学び」とはどういうものなのか議論された

文科省は4月26日、中教審初中教育分科会教育課程部会芸術ワーキンググループ(WG)の第7回会合を開いた。芸術教科におけるアクティブ・ラーニングの視点や評価の観点・評価基準についての案が出された。

「深い学び」「対話的な学び」「主体的な学び」のアクティブ・ラーニング3視点のうち、「深い学び」に関して、委員から複数の意見が出た。

東京都府中市立府中第五中学校の中村一哉前校長は「深い学び」の理解を深めることが肝要とし「授業の指導内容や目標を生徒に提示し、学習の主体者である子どもたちが自発的に学べるのか考えていくべき」と述べた。

他の委員からは子どもたちに「深い学び」をさせるために「教員がどう働きかけを行うのか、教員の視点から考える必要がある」との意見も出た。

また「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」の評価観点の中にある「知識」についても議論された。

議論のたたき台では、芸術分野における「知識」について、一人ひとりが感性を働かせてさまざまなことを感じ取りながら考え、自分なりに理解し、表現したり鑑賞したりする喜びにつながっていくものであることが重要とされている。

これに対して委員からは「子どもたち自らが体験する芸術活動を通して知識を身に付けていく必要がある」との意見が出され、知識を意識しすぎてしまう向きへの懸念が示された。

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