公明党が給付型奨学金創設で提言 文科相に手交

馳文科相に提言書を手渡す浮島衆院議員ら
馳文科相に提言書を手渡す浮島衆院議員ら

来月にもまとめられる「ニッポン1億総活躍プラン」に盛り込まれる見通しの給付型奨学金について、公明党が提言をまとめた。同党の文科部会長を務める浮島とも子衆院議員が4月26日に文科省を訪れ、馳浩文科相に提言書を手交した。このほか、熊本地震で被害に遭った学生への経済的支援も求めた。

提言では、給付型奨学金の創設を要望した。高校を卒業した者で、経済的な理由により進学を断念した者が2万人いると指摘。長期的な視点から給付型は「社会に還元される財政支出である」と強調した。

さらに、(独)日本学生支援機構の貸与型である無利子奨学金の返還免除制度の拡充を活用することも提案した。

給付対象には、既に給付型支援が実施されている児童養護施設出身者に加え、ひとり親や非課税などの世帯を想定した。

財源に関しても言及し、基金の創生を「当面の財源とするべきである」とした。

無利子奨学金については、学力基準を撤廃するなどして拡充するよう促した。

文科省で検討されている所得連動返還型では、既に奨学金を返済している既卒者にも適用されるよう求めた。

また熊本地震で被災した学生にも経済的支援を文科省に要請した。

提言を受け取った馳文科相は「これを参考に、給付型奨学金の在り方を検討したい」と話していた。

浮島衆院議員は奨学金を借りた学生の厳しい現状を説明した上で、「安心して進学できる環境を用意してほしい」と訴えた。

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