ブラインドサッカー体験教室 行政とNPOが協定締結

競技に触れる機会の拡充で共生社会を目指す
競技に触れる機会の拡充で共生社会を目指す

東京都品川区とNPO法人日本ブラインドサッカー協会は、区立全小・中学校でのブラインドサッカー体験教室の推進などを目指すパートナーシップ協定を締結。4月27日、同区役所で調印式を行った。濱野健区長は「体験教室などを広げ、多くの区民に競技の素晴らしさを一層知ってもらいたい」と強調。釜本美佐子同協会代表理事は「プレーは視覚の障がい、健常に関係なく楽しめる。多くの人に体験し、見てほしい」と願いを語った。

協定の契約期間は5年間。ブラインドサッカーを中心にした障がい者スポーツの振興と体験機会の促進などを図る。区民が同スポーツに触れる中で、障がいの理解促進や地域のスポーツによる発展、共生社会の実現を目指す。

具体的には、同区内のスポーツ団体と連携した出前体験教室、全区立小・中学校の実施を目標に、同サッカー選手が学校を訪問し、子どもたちとの競技体験を通じて共生社会を築く力を育む「スポ育プログラム」の拡充などを図る。選手の練習環境サポートにも取り組んでいく予定。

同区長は平成26年、同区で初めて実施したブラインドサッカー関東リーグを観戦した様子を報告。「当初の想像を超え、プレーの圧倒的なスピードとファイトに感動した」と振り返った。「もっと多くの区民に、この競技の素晴らしさを知ってほしい。そのための体験会などを実施していきたい。今後、両者で具体策を協議する」と抱負を語った。

釜本代表理事は「協定締結をとてもうれしく思っている。ブラインドサッカーを通じて、視覚障がい者の能力の大きさを知ってもらいたい。競技は、アイマスク装着によって、視覚の障がい、健常に関係なく、共にプレーできる。さらに多くの人に見て、体験してほしい」と期待を示した。加えて、「競技や選手との関わりが学校で増える中で、障がい者の思いや適切なサポートの視点を知ってもらい、共生社会のさらなる推進につながれば」との願いも口にした。

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