見方や考え方に「共生」加わる 体育・保健WG

育まれる見方や考え方について意見が出された
育まれる見方や考え方について意見が出された

文科省は4月28日、中教審初中教育分科会教育課程部会体育・保健体育、健康、安全ワーキンググループ(WG)の第8回会合を開いた。体育・保健体育で育成すべき資質・能力やそれを踏まえた教科等の目標について意見が出た。

事務側から、体育科・保健体育科等の特質に応じて育まれる見方や考え方について報告。体育としては、公正、協力、責任、参画、共生、健康・安全といった視点を踏まえながら、自己の適性などに応じて「する・みる・支える・知る」などのスポーツとの多様な関わり方を考察するのが重要とした。

保健では、健康や安全の視点から情報を捉え、心身の健康の保持増進や回復、共生を目指して疾病などのリスクを減らしたり、生活の質を高めたりするのを考察する重要性を明記した。

新たに「共生」との文言が加わったのに対し、複数の委員から「共生という言葉が入ったのはいい」との意見が出た。

資質能力の3つの柱である(1)個別の知識や技能(2)思考・判断・表現力(3)学びに向かう力・人間性を踏まえて育むべき資質能力については、小・中・高校別に案を提示。

小学校の運動領域では(1)について、各種の運動が有する特性や魅力に応じた知識や技能(2)では、自己の能力に適した課題をもち、活動を選んだり工夫したりする思考力・判断力・表現力等(3)では、運動の楽しさや喜びを味わい、明るく楽しい生活を営むための態度とした。

保健領域では(1)身近な生活における健康・安全についての基礎的な知識や技能(2)身近な健康課題に気付き、健康を保持増進するための情報を活用し、課題解決する力(3)健康の大切さを認識し、健康で楽しく明るい生活を営む態度として示した。

小学校保健体育の指導に対して委員からは「小学校の体育も専科の先生が行うという新しい教育の仕方も考えていく必要があるのでは」との意見が出た。

関連記事