基金による特色ある教育環境整備プラン 埼玉9高校で

埼玉県教委は、閉校した学校施設の売払い代金、県民や企業の寄付金を積み立てて生かす同県教育環境整備基金を設置。同基金を活用した高校の特色化に向け、県内9校から寄せられたプランによる教育環境整備策が決まった。「ICT活用による運動部活動の躍進」「学び直しで確かな学力育成」などの取り組みがある。

大宮東高校は、ICTを生かした運動部活動の躍進策を提案。動作分析やトレーニング動画の即時フィードバックなどを実現する映像システムを導入する。視覚効果によって指導力と競技力を飛躍的に高めるのを目指す。

鶴ヶ島清風高校は、生徒の確かな学力育成を図るため、学生食堂にプロジェクターや音響装置などを整備。放課後の補習や自習といった学び直しの環境をさらに充実させていく。

新座柳瀬高校は、選択制、単位制の多様な学習ニーズにさらに対応していくため、図書館にラーニングテーブル40台を整備。協働や双方向型学習など、アクティブ・ラーニングの実現を図る。

農業と商業学科を設ける羽生実業高校では、特色ある学びを地域に一層理解してもらうため、校庭フェンスにLED電光掲示板を整備。自校の取り組みや学習成果を発信する。

同基金は、県立高校の特色化に向けた施設設備の整備充実や地域社会と連携した学校づくりのため、昨年設置した。学校がそれぞれ知恵を出して特色化プランを提案し、策定するプロセスで、自立的な教育環境整備を進める。寄付は、学校を特定しないで広く支援する方法と、基金活用プランを策定した学校を指定する場合の2種類がある。寄付者は、税法上の優遇措置が受けられる。

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