危険ドラッグ手に入ると思う約8割 児童生徒意識調査

横浜市教委と同市健康福祉局は、市立小・中学校の児童生徒を対象に、薬物・たばこ・酒に関する意識調査を実施。児童生徒の約8割が「危険ドラッグが手に入ると思う」と回答していた。

調査は、市立小学校5年生と中学校2年生を対象に行われ、児童830人、生徒971人から回答を得た。期間は昨年12月から今年2月にかけて。

それによれば、薬物については、95.4%の児童、92.0%の生徒が「絶対に使うべきではない」と回答。一方、危険ドラッグや脱法ハーブを手に入れることができる(「簡単に手に入ると思う」+「少し苦労するが、何とか手に入ると思う」)と認識している児童は70.6%、生徒は84.9%に上った。「身近に脱法ハーブや危険ドラッグに接する場面があるかもしれない」とした児童は23.5%、生徒は25.0%だった。

喫煙について「これまでにたばこを吸ってみたいと思ったことがあるか」では、95.9%の児童、92.7%の生徒が「ない」と回答。「たばこの煙で嫌な思いをしたことがあるか」では、87.0%の児童、91.6%の生徒が「ある」と答えていた。

飲酒については「成人したら酒を飲んでいる自分を想像できる」と回答した児童が39.9%、生徒が51.2%。中学校2年生の半数以上が、成人したら飲酒をするイメージを持っていた。「成人する前からの飲酒や喫煙がきっかけとなって薬物乱用につながることがあると思うか」では、児童66.5%、生徒65.5%が「あると思う」と回答していた。

調査結果を受け、同市教委は、薬物・飲酒・喫煙に関する教材を充実させる方針。特に、危険ドラッグが児童生徒にとって比較的身近な存在であるのを踏まえ、小学校6年生から正しい知識を身に付けられるよう、指導資料の作成を進める。小学校5年生の段階で薬物・飲酒・喫煙について学習ができるよう、新たな教材づくりも行うとしている。

以前は脱法ハーブとか合法ドラッグとか呼ばれていた薬物は「危険ドラッグ」との名称に収れんされているが、調査では、児童生徒に分かりやすいように、「脱法ハーブ」と「危険ドラッグ」の2つの名称を並べて示した。

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