パラアスリートを派遣 全国の小・中・高校に

車いすバスケを体験する児童ら
車いすバスケを体験する児童ら

「日本財団パラリンピックサポートセンター」は今年度から、「あすチャレ!スクール」を開始した。2020年東京パラリンピック競技大会に向けて、全国の小・中・高校にパラアスリートを派遣し、パラスポーツ(障がい者スポーツ)の体験授業を行う取り組み。

今年度は、100校の児童生徒3万人を目標に実施。2020年までには、1千校・50万人を目指す。

全国展開の皮切りとなった鳥取県鳥取市立瑞穂小学校では、選手の車いすバスケットボールのデモンストレーションを見たり、子どもと教員がミニ競技を体験したりした。アスリートとの関わりから子どもたちは、障がいや他者への意識、夢や目標を抱く力について考えを深めたという。

同スクールでは、パラスポーツ体験やパラアスリートとの交流を通じて、(1)障がいとは何か(2)他者の問題を自分事として考える力(3)可能性に挑戦する勇気(4)夢や目標を持つ力――という4つの学びを深めてもらうのを目指す。

講師はシドニーパラリンピック車いすバスケットボール日本代表でキャプテンを務めた根木慎志さん。車いすバスケットボールの実演、競技体験、講師による講話の3部構成で、約90分のプログラム。

アスリートによる高度なパフォーマンスを目の前で見ながら、その迫力や高い能力を肌で感じ、とかく、何かができない面に向きがちな障がいへの意識の転換を図っていく。講話では、講師の競技経験や教訓を交え、4つの学びを参加者同士で探究していく。

4月末には、鳥取県境港市立第三中学校や県立岩見高校でも開催された。

鳥取市立瑞穂小学校で根木さんは、「車いすバスケットボールとの出会いが、世界の人との関わりやパラリンピック出場につながった。みんなもチャレンジして、それぞれの可能性を広げよう」と児童らに話し掛けた。

ミニ競技を体験した後、児童らは、「車いす操作が難しかったけど、とっても楽しかった」「この経験を生かして、苦手なことにもチャレンジしていきたい」などと元気な声が上がっていた。

「あすチャレ!スクール」の実施を希望する学校は、同スクールサイト内にある応募についてを閲覧。

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