全児童で茶摘み体験 学習報告や新茶の試飲会も

新茶6年生が作った抹茶アイスなどを味わった
新茶6年生が作った抹茶アイスなどを味わった

全児童で茶葉を摘み、新茶を堪能――。八十八夜にちなみ、千葉市立坂月小学校(小髙玄一校長、児童数54人)は5月2日、校内にある茶畑で、全児童、保護者、地域の協力者と茶摘み作業を行った。毎年恒例の特色ある教育活動で、作業後には「茶摘み集会」として、茶の産地や体への効用など、調べ学習の成果を報告する集いとなった。6年生が加工した新茶と、手づくりの抹茶アイスも味わった。

茶畑は、校庭脇の菜園に広がる。全員参加で茶摘みを行う中で、6年生女子はみな、手拭いをかぶった茶摘み娘の装束で汗を流した。保護者や地域の協力者、隣接する保育園の園児、保育士も参加。“夏も近づく”太陽を浴びて育った葉を約35㌔収穫した。

体育館に集められた茶葉が香る山を前に、続いて「茶摘み集会」を実施。4年生が、総合的な学習で各自が調べた茶に関するまとめを報告。

「茶の産地」では、中国、インドネシア、ロシア、インド、スリランカなどが世界の主要産地であると説明。国内では、静岡、鹿児島、三重県で多く収穫されていると、模造紙にまとめた資料を指しながら話した。

「体への効用」については、ビタミンCやカテキンが多く含まれ、風邪の予防に良い点や、テアニン、カフェインの成分がイライラの解消や気分をすっきりさせると優れた成分について指摘。がんの発症を抑える効果があるとも加えていた。

発表を聞いていた3年生は、来年の自分たちのまとめと発表を意識しながら、それぞれのテーマや調査結果に真剣に目と耳を傾けていた。

「坂月茶」と名付けられた茶の試飲も行った。6年生が、事前に収穫していた茶葉を家庭科学習などを利用して乾燥させ、手間をかけて新茶葉に仕上げ、おいしい茶をいれた。茶に合うデザートとして、抹茶アイスも作った。

参加した全児童、保護者、地域関係者などに配り、作業を振り返りながら、みんなでおいしさを分かち合った。

小髙校長は「活動は数十年前から続けている。保護者や地域関係者の中にも、茶摘み体験を印象深く記憶している人たちが多い。学校と地域の連携を深めるために意義深い」と強調。児童同士の関わりや交流を深める上でも効果的だと話している。

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