学校図書館教育ビジョン 全国初のハンドブックなどに

全国初の学校図書館活用ハンドブック
全国初の学校図書館活用ハンドブック

鳥取県教委は、昨年度策定の「とっとり学校図書館活用教育推進ビジョン」の内容をとりまとめたリーフレットを公表した。就学前から高校までを一貫した学校図書館教育に関するビジョンは、全国初。あわせて、取り組みの具体例を示したハンドブックを全学校に配布した。こうしたハンドブックも全国初となる。

リーフレットは18ページ。就学前から高校までを継続的に捉え、発達段階に応じて学校図書館教育を推進。就学前の読書活動の実態や、他校種の学校図書館教育に対する理解を深めるなど、校種を超えた連携に重点を置いている。

学校図書館の活用で身に付けられる情報活用能力を「学び方スキル」として明確化し、学校種別と内容項目別に提示。また県の目指す学校図書館活用の方向性として、▽児童生徒や教職員への情報や資料等の十分な提供▽ICTの活用による学習や教育の可能性を拡大▽生活・キャリアに対応する力の育成――の3点を示した。

今後は、▽次期学習指導要領が全面実施となる平成32年度までに、小・中学校、特別支援学校の司書教諭の勤務時間を5時間以上にする▽学校図書館図書標準の達成率を全国平均以上にする――のを目指す。

ハンドブックのタイトルは「つなげる・ひろげる・そだてる学校図書館~学校図書館活用ハンドブック」(99ページ)。新任者が系統的に活用できるよう、学校図書館活動全般を扱った内容で、学校図書館の機能や役割、司書教諭や学校司書の職務などについて解説。各学校段階での授業利用や小中連携の取り組みの具体例も掲載している。参考資料として、学校図書館法や学習指導要領の関連部分も示した。

県教委は昨年度、県立図書館内に「学校図書館支援センター」を開設。各学校の司書教諭や学校司書向けの研修等を実施し、学校図書館教育の推進を図っている。

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