支援学校の給食で食物アレルギー事故 教諭が確認不足

大阪府立茨木支援学校で発生した食物アレルギー事故で、一時入院していた児童が退院し、5月2日に元気に登校した。

事故が起こったのは4月25日。牛乳などに食物アレルギーのある小学部児童に、同校の教諭が誤って給食の牛乳を飲ませて発症した。同教育庁はこの事態を、同月28日に発表した。

教育庁によると、同校では、業者が各教室の人数分の牛乳を納入。教諭らはそれをそのまま教室に運んでいた。その際、当該児童の分を除いてはいなかった。

この状況の中で、給食の様子を巡回していた教諭Bが、食物アレルギーの内容を確認せずに当該児童の机に牛乳を置いた。教室で給食指導をしていた教諭Aは経験が浅く、児童のアレルギーと配膳品を十分に確認せずに、牛乳を飲ませてしまった。

その後、教諭Bは児童のアレルギーに気づき、口にガーゼを含ませて牛乳をぬぐったが、児童は顔に赤い発疹が出て咳き込み、病院に救急搬送。動脈血酸素飽和度が下がっていたため酸素吸入し、点滴治療を実施。翌日の夜に退院し、自宅に戻った。

教育庁は、再発防止に向けた取り組みとして、▽当該児童の牛乳を除いて教室に運ぶなどの給食開始前の配膳品チェックを徹底▽経験の浅い教員へのフォロー体制を整備▽教職員間の情報共有を徹底▽教員による受け持ち児童の食物アレルギー状況の確実な把握――を行うとしている。

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