先駆的な20事例を収載 地域と学校の連携・協働で

20事例がそろぞれ見開き2ページにまとめられている
20事例がそろぞれ見開き2ページにまとめられている

文科省生涯学習政策局と初中局は、「地域と学校の連携・協働の推進に向けた参考事例集」(A4判47ページ)をまとめた。特色ある取り組み20事例が収載されている。

内容は、Ⅰ「地域学校協働本部とコミュニティ・スクールの一体的・効果的運営事例」として東京都杉並区立杉並第一小学校の学校支援地域本部など3事例。Ⅱ「地域学校協働活動に関する参考事例」として岩手県大槌町教委など13事例。Ⅲ「コミュニティ・スクール(学校運営協議会制度)に関する参考事例」として高知県立大方高校など4事例。

Ⅰの杉並第一小では週2回、授業開始前の職員朝会の時間を使って「朝先生」と呼ばれる地域の人が、各クラスで百人一首や計算チャレンジなどを行っている。学校・地域・保護者が一体となった学校支援の事例だ。

Ⅱの大槌町教委の事例では、東日本大震災の津波によって大きな被害を受けたのを教訓に、生きる力とふるさと創生に力を入れている。中高一貫で独自の学習領域「ふるさと科」を創設。地域のボランティアとともに郷土食の新巻鮭づくりや郷土芸能を学ぶなど、子どもたちが主体的に興味を深めて参画していく仕組みを構築し、実践している。

Ⅲの大方高は「自律創造型地域課題解決学習」と名付けられた取り組み。特産品の開発、観光マップの作成など、まちの課題を解決するためのミッションを地域の人たちが提示し、同校の生徒が取り組む。これまで「かつおたたきバーガー」の開発などを行い、地域資源の掘り起こしや産業振興など地域と生徒の双方に効果を上げている。

文科省は、こういった先進的な事例に触れ、全国各地で地域と学校の連携・協働を推進していく今後の参考にしてほしいとしている。

参考事例集は、文科省サイト内の「学校と地域でつくる学びの未来」からダウンロードできる。

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